映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に関する、ピンポイントな話題。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の第1作は’85年に公開されている。
主人公が30年前の父親を追いかけ、市民ホール前のファーストフーズ店に入ったシーンを思い出して欲しい。
店員に「何にしますか?」と聞かれ、主人公のマーティは「タブ」と答える。
無色透明のコーラのことである。
しかし、’55年のアメリカに「タブ」は存在しない。
また、タブとは「勘定書、伝票」という意味でもある。
ここで店員は「何も頼んでいないのに伝票は出せない」というような返答をする。
この映画が日本で公開された当時、国内では「タブ」はまだ発売されていなかった。
おそらく当時このシーンのやりとりの面白さについて理解できた日本人はほとんどいなっただろう。